13人が本棚に入れています
本棚に追加
/49ページ
梅の章 葵side
やっほー!私は宮里葵、15歳の高校1年生!部活では剣道部に入ってるけど背が低いのが悩みです(汗)では、今日も元気にいってきまーす!
今日は日曜日、友達と夏祭りに行く約束をしてたので浴衣を着て家を飛び出した。
家から少し行くと小さい子供が車道に飛び出してきた。小さい子供庇おうと道に飛び出してしまった。
通りすがりの人「危ない!!」
(ヤバイ…ぶつかる!)車に轢かれるのを覚悟して目を閉じたけれど全く痛みがこないどころか何か浮遊感がある。
(もしかして死んだのかな?これが死後の世界?)
少しすると浮遊感がなくなって地面に足がついた。そっと目を開けてあたりを見回すと木、木、木!(森の中?なんで?)
不思議に思っていたら、街の方から叫び声と怒鳴り声が聞こえてきた。
女の人「やめてください!」
浪士?「テメェ、、俺にぶつかってきただろう!金がないなら体で払えや!ほら、来い!」
女の人「嫌や!誰か!」
女の人は必死に訴えてるけどみんな見て見ぬフリ。
(仕方ないなぁ…)
私は浪士?の前に躍り出た。
葵「大の大人がみっともないでしょう?ぶつかったことに謝ってるじゃないですか!
それともなんですか?あなたはそんなに貧弱な体をしてるんですか?」
浪士?「テメェ!女のくせにでしゃばりやがって!もう我慢ならねぇ!殺してやる!」
葵「殺されるのはお前だボケ!」
浪士?(以下浪)「んだと!死ねぇー!」
葵「遅すぎる!」
私は浪士?の鳩尾に一発パンチをくらわせた。そうすると浪士?は見事に吹き飛んだ。周りからはねぇちゃんすごいな!なんて声が聞こえていた。そこへバタバタと駆けつけてくる音が聞こえた。私はその集団を見て目を丸くした。その集団はなんと、浅葱色の羽織を着て刀を差していたから。
最初のコメントを投稿しよう!