梅の章 葵side

2/2
前へ
/49ページ
次へ
?「あなた、女子なのに強いなんて怪しいですね?屯所に来てくれますか?君たちはそいつの片付けしといてください。」 そういった彼の目はとても冷たかった。 葵「いいですけど、あなたは誰ですか?」 ?「僕ですか?僕は新撰組一番隊組長沖田総司です。あなたは?」 葵「私は宮里葵です。」 沖「では、屯所に帰りましょうか!遅くなると土方さんに怒られてしまいます。葵さんも行きますよ!」そう言いながら、結構なスピードでグイグイ引っ張られていった。 沖「行きますよー!せーのっ、ひーじーかーたーさーん!!」 土方?「うるせぇぞ!そうじぃーーー! ん?こいつ誰だ?」 沖「土方さんの方がうるさいですよ。怪しかったんで連れて来ました。あと、こいつ街で乱暴してたんで連れて来ました。って言っても葵さんが吹っ飛ばしたんですけどね、」 土「それは確かに怪しいな。女子がそんな力を出せるわけねぇ。普通じゃないな。」 沖「でしょう?それに遊女みたいに派手な浴衣ですしね。色々と怪しい点があるんですよ。」 土「そうか、そいつだけなんとかしとけよ!」 沖「はーい?じゃあ、葵さん、手出してください。縛りますから。」 葵「は?まさかそんな趣味でも…」 沖「ないですよ!変なこと言わないでください。あなたに間者の疑いがあるから縛るんですよ!!」 葵「冗談に決まってるじゃないですか!真に受けるってことはますます怪しいですけど…」 沖「あんまり言うと斬りますよ?(黒笑)」
/49ページ

最初のコメントを投稿しよう!

13人が本棚に入れています
本棚に追加