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終わりの初まり
家の裏の山の上の辺には今は使われなくなったため池がある、
何年も使っていないためボウボウと草やコケで辺はうっそうとしている
木も伸び切ったままで昼でも闇が包み冷気が漂う。
いつもの明るく騒がしいはずの時間が静寂に世界は包まれる
夕食に作ったお米やお味噌汁やハンバーグ、サラダはすっかり冷めている。
5歳のお兄ちゃんが帰ってこない、どこにもいないと捜索願を出したのだ
お兄ちゃんは夕食を食べることはなかった。
5歳の息子が池で溺れた
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