走り続けてきた道

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 それが、菜緒先輩だった。  軽やかな足取りで、颯爽と走っていく菜緒先輩の姿。  その表情は、笑顔だぅた。  口元に笑みを浮かべ、「陸上が好きで仕方がない」と言うような顔をして走っていた。  今は、もう右足を故障して、陸上を出来なくなってしまった。  だけど、「陸上部に少しでも長くいたい」と言う菜緒先輩の意思で今は、マネージャーをやっているのだ。  きっと、誰よりも陸上が好きだった菜緒先輩。  だからこそ、他の部員が走っているのを見るのは辛いはずなのに、笑顔でやっている。
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