走り続けてきた道

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 今でも、私は菜緒先輩に憧れている。  もう、二度と菜緒先輩の走る姿は見れないだろうけれど、それでも、菜緒先輩はいつまでも私の中では楽しそうに走っているんだ。  私も、菜緒先輩みたいな選手になりたい。 -ーーーーー…… 「休憩でーす。」  もう一人のマネージャーで私と同じ一年生の伊織が言った。  私は凛と二人で、水筒のある場所へ向かう。  コンクリートで塗装された地面に座り込み、麦茶を飲む。  すると、凛が言った。
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