走り続けてきた道

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「12.39!12.41!風花で凛かな。」 「っし!」  凛に勝った。  私は嬉しくて、ガッツポーズをする。  凛は横で、悔しそうに嘆いていた。 「さっきよりもタイム縮んだね。さすが橘姉妹。」  マネージャーにそう言われ、私と凛はお互いの顔を見合った。  それから、笑った。  私と凛の名字は橘。  だけど、血が繋がっている訳ではない。  たまたま、名字が同じで、それがきっかけで凛とは仲良くなった。  
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