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そんな事を言われれば、東へ向かうに何の躊躇いもない。
タケルは二つ返事でそっちへ向かうことを了承した。
「それで、その先にはどんな神がいるんだ?」
タケルでなくとも、その場の全員が興味ある話である。
サルペドンも別に勿体ぶるつもりもない。
「ああ、そうだな、
まず、一番先に辿り着くのはディオニュソス・・・、
樹木や果実・・・
酒の神と言えば分り易いか?
それとその先には、
このピュロス王国の人口、全てを賄えるほどの収穫量を誇る穀物の女神、
黒衣のデメテルが支配する村だそうだ。」
なるほど・・・、
それは確かに戦闘になりそうな気配はない・・・。
「・・・じゃあ、うまくいけば・・・。」
「ああ、怪我をした者たちを休ませる事が出来るかもしれないな。」
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