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「どうしたんだ? やけにこっちを見て嬉しそうにしているが」
「それはそうだよ。作ったものが気に入ってもらえるのは嬉しいよ」
「……リオが俺のために作ってくれたから、大事にする」
そう返されてしまった。
それに僕はこう、こう、なんというか妙に胸の鼓動が速くなるような感覚が……などと僕が混乱しているとそこでエドワード王子が僕に、
「そういえばアリサは、何か別の目的があってそこら中にいるみたいだが……何か聞いているか?」
「それは……この状況で、僕がアリサ姉ちゃんから聞いていると思いますか?」
「そうだな。……何かヒントはないか?」
「……ダンジョン、かな?」
僕はそう答えたのだった。
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