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「私、すぐものなくしちゃうから、卒業アルバムも無くしちゃったの...。あの中には集合日時が書かれているから、あのアルバムがないと私みんなに会えなくなっちゃう...
そ...それにっ......
なーんて、やっぱやーめた！こんなこと椎名に話してもしょうがないもんね！やめやめ！よっし探すぞー!!」
やっぱり人間の考えることは分からない。
それにしてもこの部屋はいつ片付くのだろう？
部屋の扉を開けてまず目に入るものはピンクのレース付きのパンツ。女子として恥ずかしくないのか？
部屋にいっぽ踏み入れると、片方がどこかに行ってしまったピアスの端っこを踏んでしまう。一花のお母さんはいつも起こっている。
ベッドの上は寝る場所がないほどにぬいぐるみと洋服がぐちゃぐちゃと敷き詰められている。
勉強机の上などはもっての他だ。コスメ用品と靴下と、26点の数学のテスト、それに、三者面談のお知らせまで全ていっしょくたになっている。
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