1271人が本棚に入れています
本棚に追加
「俺の……何が欲しいの?チ〇コ?それとも……精子?」
「あんっ……りょう、ほ……っ」
「欲張りだなぁ…。安心して……お前を孕ませるのはこの俺だから。他の誰でもないよ…」
耳殻に沿って舌が動く。時折唾液を流し込むようにしながら……。
普段でも甘い壮登の声が、余計に甘くなる。いや、そう聞こえるだけなのかもしれない。
その声は確実に俺の性欲を煽りたてる。
「はぁ…はぁ…っ。俺……お前の子……産んでも…いいのか?」
「もちろんだよ……。俺と蓮の子だよ……」
「うれ…しぃ……」
背後から囁く壮登の声に嘘は見当たらない。なぜって、彼が言葉を紡ぐたびに触れている楔がピクリと動いていたからだ。
αは稀少種で敏感な種族だ。ただ抱くだけの相手に対しては実に淡白で、ここまで己が反応することはないという。
壮登は俺を抱く時、いつも震わせる。そして、ビショビショになるほど下着を濡らしながら俺の中に入りたがる。
「これから一週間、ずっとずっと一緒だよ……。小岩先生も言っていただろ?俺たちは大丈夫……」
「ホント?ホントに一緒?あの人に……会わない?」
「会うわけないだろ?あの人は――関係ない」
ほんの少しの含み。それが気にはなったが、今の俺はこの体を満たして欲しいという思いに支配されていた。
「ちょ…だい。壮登の……精子…」
俺は、はしたなくも天板の縁に左膝を乗せた。片足で体を支えながら尻を突き出すと、濡れた双丘が自然に開いていく。
その割れ目に指を這わせた壮登は、我慢出来ないというように自分のスウェットと下着を脱ぎ捨てた。
*****
「ひゃぁぁ…あ、あぁ……っ」
上体を前倒しにしている事で、長大な楔を穿たれた蕾は、その太い茎に纏わりつくように薄い粘膜を目一杯に広げていた。
荒い息遣いと共に腰をガッツリと両手で抑え込まれたまま、後ろから激しく突き込まれる。
決して広いとは言えないキッチン。
壮登が俺の体に体当たりするように動くたびに、しっかりと固定されているはずのシステムキッチンが揺れた。
最初のコメントを投稿しよう!