2/30
前へ
/484ページ
次へ
気づくと夜の海辺にいた。 空は曇っていて、わずかに漏れる月の光が目の前の海を照らしていた。その光景はなんだかとても悲しく見え私の心はぎゅっと握り絞められたように苦しくなった。 1人では見ていられない海だった。 それなのに私は1人砂浜に座っていた。 ふと振り返ると、私の背中にある砂浜は砂漠の様に無限に広がっていた。
/484ページ

最初のコメントを投稿しよう!

182人が本棚に入れています
本棚に追加