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友人は既に来ていたようで僕を見つけるとよっと声をかける。彼の容姿は目立つのでとても分かりやすい。ゲーセンに入るとFPSを始める。このゲームにはオンラインモード、ローカルモードが存在する。もちろんローカルで友達と対戦する。CPU付きで。
結果は僕の勝ちだった。
「駄目だ。ゲームお前どんだけやり込んでんだよ。はぁ...」
「いや、勉強と部活とゲームの両立...?の方法の方が僕は知りたいね」
「家帰ったら直ぐに勉強すませりゃ良いだけだろう。あとはゲームだよ」
「...。そんな簡単に言うなよ。出来るんなら皆やってるし」
「いや、単純な話だな、これ繰り返してりゃ簡単に出来るって。それに、気分転換にゲーム入れてるからこそ勉強時間を長くする事ができるんだよ。お前勉強ちゃんとやんねえと将来終わるぜ」
ちっ、超本当(マジ)な話をしやがって。だいたい勉強とかさ...例えば数学とかあれってどうゆう時に役立つんだよ...。もはや暗号だろ。まぁ、やんないと親に怒られるからな。そもそもお前顔からして勝ち組じゃん。はぁ...。
「ストーレ!」
突如響く低くくぐもった声で発せられた日本語などではない言語。それはこの場にいる一般人を震え上がらせ、混乱させるのに十分過ぎるものだった。
僕は目を凝らしながら周りを見てみるがそれらしき人物はここからでは見えない。
ぴちゃ ぴちゃ ぴちゃ ぴちゃ...
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