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でも…。
そんなノリでした雰囲気ではなかった。
最初のは、突然過ぎて全く解らないけど。
家に着いてから、私が支離滅裂に感情を垂れ流した後のキスは…。
【前置き】があった。
男女の間の、もどかしい空気感を纏ってからだったから。
ある意味、王道な展開?
ふざけてした訳ではない様な事を、言葉に少ししていたが。
その後に続く、答えというか…私の知りたい情報は得られないままだ。
【好きだ…】
と、言ってくれたなら。
全ては、顔が緩む素敵な思い出。
彼がする約束の様に。
何か足りない。
印象的に、不真面目なチャラ男だとは思わないけど。
彼にとって、私はどんなポジションなのだろう?
シチュエーションだけで、流されるなら。
雷に怯えていた時に、する方が【あり】な気がする。
私から、彼の胸に不本意ながら飛び込んだから。
彼が、ますます解らない。
それに。
自分にまで嘘をついておきながらも。
本当は…私は、未来が欲しかった。
淡い気持ちが、加速してしまった。
でも…好きな人とそんな事をしたら、誰でもそうなるはず。
微妙なバランスを保ちながら、コントロールしていた気持ちがグラグラ…。
嬉しい気持ちと、辛い気持ちと…。
不安と期待と…。
タイムリミットがある様な私達…。
この場所から離れても、一緒にいたいと思う気持ちが強くなってしまった。
それには。
彼の気持ちが、どうなのかが必要になってくる。
彼も、同じ気持ちなのか。
彼は【ここ】だけの気持ちなのか。
彼は、雰囲気に流されているだけなのか。
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