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10代…思春期。
多分、だいたいの人は初恋なんてものを経験する?
でも、初恋の定義なんて曖昧で実際は『誰になるのかな?』なんてことも。
でも、誰かしら想い出の中にはいるはず。
私…天城ヒカルもそう。
ガールズトークの主役は、気になる『あいつ』で毎回持ちきりである。
当時の私の『あいつ』は、中学の同級生。ありきたりの極み。でも、高校に入学したばかりの私には、世界の限界値。
大人になって振り返ってみたら、狭い世界。
でも、私の世界の全て。
まだ、高校というステージに馴染みきらない私は、中学のつながりが、友達・あいつ…とにかく全てだった。
実際に『あいつ』が、好きなのかも定かではない。
とにかく、参加したかったのかな?
恋愛…彼氏・彼女…みたいな話題に。
誰が誰と付き合ったとか、別れたとか。
○○が、××に告ったとか…とにかく、話題は尽きないあの頃。
学校で散々話して、マックによってカラオケして、帰ってからも、何時間も話し込んでいた。
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