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帰宅後、由希乃は早速多島くんのアカウントをフォローし、メッセージを送った。
「うーん……まだ仕事だろうし、すぐには返事こないよね……」
スマホを見つめてじっと待つ。
「うーん……まだかな……」
さらにじっと見つめる。
「……ってまだ五分しか経ってないし!」
――さらに一時間後。
「ううううう~~~~~~ん! まだこなーい!」
隣の部屋から、早く寝なさいと母親の声がする。
「仕方ない、あしたの朝みよっと……おやすみ、多島さん……」
そして翌朝。
「う~~~~ん、来てないじゃーん! どうなってるの?! もー!」
「なに騒いでるの! ケータイなんか見てないで、はやくご飯食べなさい!」
「はーい……」
――さらに昼休み。
「……来てない。マジで見てくれてるのかな……もうやだ……」
ひとり教室でうなだれる由希乃だった。
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