第2話

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第2話

朝練は、毎日キツイ。 朝早く起床しないといけないし、なにより練習内容がハードなのだ。 「涼太、おはよう。今日も眠たいな。」 「おはよう。あぁ、今日も起きるのしんどかった。」 ボール磨きしている途中に話しかけてきたのは、同学年の安堂だった。 「今年こそは、先輩達とインターハイ行けるといいな。」 「うん、そうだな。行けるように頑張ろうぜ。」 2人で話をしている時に、堂林先輩が話しかけてきた。 『堂林先輩、おはようございますっ。』 「おう、おはよう。お、ボールピカピカじゃん。ありがとな。」 「いえっ、これも後輩の仕事なのでっ」 堂林先輩と話す時、いつも緊張してしまう。 堂林先輩は、部長だからその威厳が雰囲気で出てるかもしれないがいつも先輩は、優しい。 周りのことをよく見ていて、後輩の面倒見がいいので俺達後輩から慕われている。 いつか、俺も堂林先輩のようになりたい。 そうすれば、俺の目標に一歩近づく。 遠目から、顧問の先生がグラウンドに来ていることが分かった。 堂林先輩が、部員全員に集合をかける。 今日も、朝練が始まる。
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