僕の記憶。

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僕は何度もそう言って自分に言い聞かせてきた。 その度に僕は心の内で『了解!』と言って見事な敬礼をする。 けれど、そのすぐあとにふと何かが胸の内に引っ掛かる・・・。 それは何か大切なことを忘れているようなモヤモヤとした何かで今日もそのモヤモヤとした何かは僕の胸の内に引っ掛かり僕を苦しめ、不愉快にさせている・・・。 僕はきっと何か凄く大切なことを忘れてしまっているのだろう・・・。 それは決して忘れてはいけないこと・・・。 そして、それは忘れてしまったなら絶対に思い出さないといけないこと・・・。 なのに、僕は思い出せれない・・・。 思い出そうとしても思い出せれない・・・。 それはもどかしくて腹立たしい・・・。 その上、誰かが『早く・・・早く!!』と僕を急かす。 『もう時間がない』・・・と・・・。
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