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「だ、大成仏ですかジュディスさん!」
「ああ、まだ成仏してねえよ。」
おそらく大丈夫と言い間違ったのだろうが、一字増えるだけで死んでしまう間違いを俺は突っ込んだ。
俺はルカの回復を受けながら、レオナルドは雫からの説得を受けながら睨み合っている。
一歩間違えば死にかねなかった状況。
「あんたねぇ、もういい加減にしたら?」
「うっさい、アラサー。」
「はいはい。」
子供をあやすかのように俺をなだめるルカ。
そして俺の周りに出現した死霊。
「えっ・・・、死霊・・・?」
現れた死霊達は俺の周りをぐるぐるとまわりながら、少しして「チッ。」と舌打ちをして消えていった。
「あら残念、死ななかったわね。で、ジュディス何か言った?」
「いえ、何も言ってませんでありんす。」
アラサーの一言で即死魔法を躊躇なく唱えたルカ。
こいつが一番やばい、俺は自分のそばにすでに死神がいる事を知った。
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