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「フィン、やめぇ、やぁあ……」
「シズは可愛いな」
「うくっ、こんなところっぁあ、感じてぇ……やぁあ」
「もっと気持ちよくしてやるよ」
「ち、違うぁ、ぁああ」
そこで今度はフィエンドの舌で嬲られる。
温かく湿った感覚に、シズは更に甘いあえぎ声を上げて、体を震わせる事しかできない。
「フィン、やぁあ、もう……ぁあ……そ、そこっ、あんっ」
「感じてここも硬くなっているな。手でされるのと口でされるのとどちらがいい?」
「! うう……口で」
そうすれば、胸を弄られなくてすむのではと、感じすぎて耐え切れなくなったシズはそう言ったのだが、確かに胸からはフィエンドは手を放した。
そしてシズの足を折り曲げて左右に開き、蜜を零し始めた欲望とその奥の孔をじっと見つめる。
その視線もまたシズの羞恥心を煽って、
「や、やだよ、恥ずかしいよ、フィン」
「どうして? 散々しただろう?」
「……今回が初めてにするから」
「でも、いやらしくて恥ずかしがるシズも可愛いが?」
「……フィンの意地悪……ぁああっ」
そこでシズの欲望をフィエンドは口に含む。
温かいものに包まれ舌でしごかれて、フィエンドのその上手さにシズは少しだけ嫉妬する。
シズはフィエンド一人だけなのに、フィエンドは他に沢山そういう相手がいたわけで。
けれど今はシズだけなのだ。
そう思えば少しだけ溜飲が下がって、代わりにフィエンドのその愛撫を余計に感じてしまう。
フィエンドを自分だけのものにしたい。
そんな独占欲を感じながらすぐにシズは絶頂へと導かれる。
「ぁあああっ……ぁあ」
目の前が真っ白くなってしまいそうな脱力感を覚えて、シズは大きな嬌声を上げて達する。
次いでそれを飲み込んでいたフィエンドに気づいて、
「フィ、フィン、飲み込んじゃやだよぅ」
「シズのは美味しかったよ?」
「フィンの馬鹿! うう」
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