第二章『受験戦争前の戦争』

74/81
前へ
/630ページ
次へ
「はい!おはよう!」 しばらくして先生が教室に入りチャイムが校内放送から流れる。 「じゃあ出席確認するぞ?!最近先生はストレスからギャンブルにはまったんだけどな?。あれは地獄だな、抜け出せない!!!きっとこの世に平然とある地獄だなありゃ……まあゲーセンのコインゲームなんだけどな!!おっと話がすぎたな!じゃあ宇土(うと)!!」 出席確認が終わると間もなく授業がはじまった。 1時間目は歴史の授業 「つまりどういう事かわかるかな?じゃあえーっと鏡野(かがみの)!!」 「私?私を選んだの?それは本能?美しいから?」 「わけわからんな、どうやら二発程顔を殴ってその狂った頭と顔を整形してやらんとわからんようだな」 この先生はゆとり教育に逆らい機械仕掛けのような操り人形の世界にもの申すつもりだ。 「なーんちゃって!!」 ズコーーーーーーッ!!!! クラスの皆は所狭しとずっこけた。 その後に倒れた椅子や机を丁寧に並べ、足が折れた椅子などは職員室まで行き取り替えてくる。 「もう先生お茶目なんだから?」 歴史の先生はお茶目さんだった。でも授業は割とつまらない先生だった。
/630ページ

最初のコメントを投稿しよう!

68人が本棚に入れています
本棚に追加