第二章『受験戦争前の戦争』

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僕は心の中で葛藤をしていた、大星(おおほし)はこれから一体どうなってしまうのか? 何も知らない僕達はどうされるのか?色々な考えが巡り気がつくと僕は席を立っていた。 「んん?なんだ?お前は??」 「……知っているよ。俺も知っている!!!」 「ほう??お前も知っているのか??」 「……」 決して知らない事であったが、黙っていても殺されてしまうだろうと僕は思った。 または助かっても大星を見捨てる事はとても気持ちが悪かった。 この2つの要素が短時間で頭を巡り。僕はこの決心に至ったのだ。 「まあいいだろう!お前も着いてこい」 「待って!!!私も!!!私も知っている!!」 千尋(ちひろ)だった。彼女の声には悲しみと覚悟が入り交じっていたように思える。
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