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「お前のお友達はこう言ってるぞ?」
「……みんなごめん巻き込んでしまって」
大星は悲しみがにじみ出るような顔で言った。
その様子を見て彼は状況など関係なく、またも大笑いをする。
「くだらねえ!! 気持ちの悪い奴らだ!!ひゃはははは!! まあいいだろう。死ぬより辛いお遊びで全てぐちゃぐちゃにして白状させてやるよ!!」
「……みんな」
大星は心配そうにクラスメイトを見る。
「いいのか?死んで楽になりたいやつは今のうちだぞ?」
彼はまるでゲームをしているかのように楽しんでいる。
「戦うよ!どうせ死ぬなら」
「ああ!ゲームでいいなら大歓迎だ!!」
「ps4かな?3ds??」
僕達のクラスは覚悟を決めた。
みんなの勢いに勢いが重なりクラスメイト達はフィーバーしている。
「おうおう!どうした!!ひゃはははは!!くそ面白ええじゃねーの」
彼にとってサイコなどどうでも良いのかもしれない。
そう思わせる程にただ単にこの状況をゲームのように楽しんでいる様だった。
大星は一度深く目を閉じ、深呼吸をしていた。
開いた時には先ほどの弱さは無く、いつものような不思議な魅力の目をしていた。
そして人差し指を、あざ笑う彼を、突き刺す様に真っ直ぐ指して強く言う。
「私達の答えは決まりだ!!!お前達と戦う!!!」
第二章「受験戦争前の戦争」おわり
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