第三章『くたびれた青春』
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上岡
(
かみおか
)
宅。 彼は黙々と何か書いている。クールな彼のことだ。どうせ今回の事件のプリファイリングでもしているんだろう。本当に真剣にペンを走らせている。 「……できたぁー!! やっとできたぞ!!」 普段冷静な彼が、こんなに叫んでいる姿を作者は見たことがない。これはよっぽどのものが出来上がったのだろう。 「漢字練習帳のマスを順番に白と黒で塗りつぶしていく作業がついに完結した!!」
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