第三章『くたびれた青春』

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U-22はというと。 大空を我が物顔で飛行していた。あたりは夕暮れ時。太陽が沈むのが目に見えて確認でき、それに伴って上りくる月が、夜の訪れを皆に知らせている。 「いやぁ、今日はいい買い物ができたぞ。なんせ上物のオイルが手に入ったからな。帰ったらたらふくいただくとしよう」 やっぱりロボットっぽいことを言っている。 「それにしても昨日の焼肉は食べ過ぎて胃もたれが凄いなぁ……まだ残ってるような気がするぜ」 いや、もう作者も、こいつが人間なのかロボットなのか分からなくなってきている。そこら辺の解釈は読んでくれている人たちに任せるとしよう。めんどくさくなってきちゃったよ。そういうの。 そういうとU-22は軽快にその身を我が家まで飛ばしていく。
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