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ゆずこ達女子グループは奇下達の横のテーブル席に座って飲み物を注文しようとする。
「なんで横なんだ? ……チッ!!」
上岡の舌打ちが僕にはわかった。
「え? 飲み物2万円!! なんで? 食べ物は50円なのに!!」
ゆずこの、この反応はいたって普通である。奇下達は慣れたから忘れかけていたがここはぼったくり。
同級生の親がぼったくり野郎だったら何か寂しくなるよね。
「あー!! いいのいいの!! 飲み物はタダでいいから!! ね!」
千尋は同級生に恥ずかしい所を見られてしまい照れながらマスターを見る。
「フフフ結構だね! 飲み物でなんとか黒字なのに……友達ならばしょうがない、トホホ」
ずこっ!
ゆずこだけずっこけた。皆はそれを見ている。
「あ、ゆずこちゃん今のはずっこけるところじゃないよ」
千尋が、ゆずこに優しく丁寧に教えてあげる。
「え? そうなんだ! 私まだ慣れてなくて……」
ゆずこは恥ずかしそうに頭を掻く。
「最初はみんなそんなものだよ! 頑張ろう学級長!」
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