第三章『くたびれた青春』

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グラウンドに向かい合ってこれから野球がはじまる。 「そういえば俺たち8人しかいないぞ?」 マンモス高校の生徒が言った。 居合わせた全員は何も喋らず沈黙が訪れる。 「じゃあジャンケンだ! こっちのメンバー1人そっちに送ればいいよ」 「それは大丈夫なのか?」 僕の提案に坂口(さかぐち)は少し気になる事を言った。 「うーん……まあ基本は野球だからね、挑発を真に受けてるのも六郎だけだし」 坂口は少し考えて納得した様に頷いた。 「じゃあジャンケンするか!!」 そして六郎(ろくろう)含むマンモス高校チームと僕達のチームが戦う事となった。
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