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「あー……違う、そうじゃない。」
「……?…センセー?」
「柳が思ってる『ダメ』じゃない。俺が言ってる『ダメ』は、体調悪いなら、俺に言ってくれってことだ。」
「………えっと…?」
「俺は、体調が悪いなら、直ぐに言って欲しいし、俺の助けられる範囲なら、直ぐに助けるから、頼むから、無理をするな…」
センセー、苦しそうな声……
「俺といると平気になる?…そんなわけないだろ、俺は薬じゃない。一時的に苦しみから目が逸らされているだけで、体はその間も疲労してるんだ。なら、手伝いなんかしていないで、椅子にでも座っていろ。お前なら、ここにずっといてもいいんだから……」
「………ずっと…?」
「……俺の目の届く範囲にいるときは、俺を頼ってくれ…何も言わずに耐えているのを見るのは、つらい…」
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