「センセー、私、今日、死のうと思う」

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私のこと、センセーは、二年生になってからしか知らなかったと思う。 一年生の時も二年生の時も、教科担任から外れてた。 でも、お腹痛くて保健室に行く途中、力尽きて、理科準備室の前にしゃがみ込んで動けなくなったんだ。 でも、5分後くらいかな?もうちょっと早かったかもしれない。 痛い時って、時間が遅く過ぎる気がする。 で、その時、センセーが私を見つけてくれた。 理科準備室に用があったんだって。 ちょっと痛みが引いた隙を見て、保健室に連れてってもらった。 保健室の先生に「お礼言っておきなさいよ」って言われたから、お礼を言いに行った。 これが、二年生の夏頃。 そこから、なんとなく喋るようになって、なんとなく仲良くなって、なんとなく好きになった。 今は、凄く好き。大好き。
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