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「じゃあ今日はとりあえず委員長決めるぞー」 教卓には担任の早川先生がだるそうに立っている。 早川先生は数学担当の先生で、メガネが似合うイケメンだ。 「やりたいやついるかー?いないなら推薦で決めるぞー。推薦したいやつはいるかー?」 「はいはーい!委員長は葉山がいいと思います!」 このクラス、イケメン率高いよな… 去年クラスが一緒だった上条と佐久間もイケメンだし、安田もイケメンだし… 格差を感じる…… 「えーじゃあ委員長は葉山でいいかー?」 自分の意識がどこかにいってる間になんかよく分からないことになってるんだけど…! 「なんでそうなった!?」 「え?推薦で」 はあ!?推薦?誰のだよ!また俺あだ名委員長になっちゃうじゃん…! 「…誰のですか」 「アレ」 早川先生が指を指したのは俺の左隣だった。 「安田くん…なんで俺なんか推薦したんですかっ」 「だって葉山しっかりしてそうだし、向いてるなって思ったんだよ」 さわやかに笑えば全部許されると思うなよ…! 次々と刺さる女子達の断るなよ…という視線。 「…わかりました。やります」 別にやるのは嫌じゃないし、やるけどな! 女子たちの視線が怖かったとかそんなんじゃないからな…!
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