清良、18歳。

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「え?お小遣いもくれるの?」 「もちろん。清良(きよら)のおかげだから」 「そんなの偶然でしょ?」 「けど、ここまで偶然が重なると本当なのかも知れない」 「ふふ、ゴールデンラッキーホールのこと?」 「そう」 「あれは勝手に、レオンがそう呼んだだけだよ」  クスクスと笑いながら裸のままベッドから降りた清良は、男の肩にジャケットをかけた。アナルからさっき出された精液がトロッと溢れ出し、それさえも気持ちよくて小さく身震いをする。 「笑い事じゃないよ、清良を抱きたいと思う男はたくさんいる」 「また、その話?」 ーー清良を抱くと幸運が転がり込んでくるんだから。  そんな都市伝説みたいな話、清良は信じてない。 「本当にいいの?こんなに貰っちゃって。もう僕、ちゃんと自分で稼げるようになったよ」 「いいよ、株で一儲けしたから。それにお金は、回さないと自分にはかえってこないんだ」 「そういうものなのかな」 「いつまでも清良の世話を焼きたいんだ。おじさんの気持ちも汲んでくれ」  枕元に置いてある諭吉さんの束を見ながら、清良は笑ってしまった。 「いつもありがとう、青山さん」
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