初めての経験

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「う……ん……」 目が覚めると、部屋は真っ暗。その中で、スマホがチカチカと点滅していた。 「あれ?私、スマホをカバンから出したっけ……?」 不思議に思いながらも、起きたての寝惚けた頭では何も考えられず、とりあえずスマホを開いてみた。 『あすかさんにメッセージが届いています。』 「メッセージ……?メッセージ…………え!?メッセージ!?」 一気に目が覚め、急いでサイトを開くと、動揺し過ぎて上手くメッセージを開けるページに辿り着けない。 やっとの思いでメッセージを開くと、ナルからの返信だった。 『あすかさん、こんにちは。長文のメッセージにビックリしました(笑)でも、それだけ僕の日記を読んでくれて、興味を持ってくれたんだって思うと嬉しかったです。よければ、仲良くして下さい♪』 「良かったぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」 嫌われなかった事での安堵で、枕に顔を埋めながら叫んだ。 それからというもの、交換日記の様に、毎日交互にメッセージを送りあったり、互いの日記にコメントを付けたりして、楽しい日々が続いた。
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