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翌週。私は朝食を食べたが、すぐにトイレで吐いてしまった。初めて学校に行くのに、吐いてしまったことに驚きを隠せなかった。
でも、休めない。行かなきゃいけない。ドキドキする胸の音。無理やり身体を動かし、私は学校へ向かった。
教室内は騒がしく、廊下からも声が聞こえてた。どうやって中に入ろうか悩んでたら、後ろから声を掛けられた。
「もう大丈夫なの?無理したらあかんよ」
鞠ちゃんだった。
「うん。ごめんね」
私は笑ったが、鞠ちゃんは心配していた。
教室の中に入ると、一瞬静かになった。みんな私に注目している。ずっと休んでる子が来たら、びっくりするよね。と心の中で思いながら、わたしは自分の席に座った。
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