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3兄弟の末っ子。変に甘やかされたり、厳しくされたり、よく分からない家だった。
一番上の姉とは6歳も離れていた。そのため、すでに自立して生活をしている。二番目の兄とは5歳も離れている。兄も県外の大学に通っている。
2人とも私とはとても仲が悪く、苦手だ。そして、私よりも遥かに優秀な兄弟だ。だから、よく親にそのことを言われ、何かあるたびに比べられる。それも嫌だった。
迎えが来るのをベットで待ちながら、説教されることを予感していた。けど、こんな状況じゃどうしようもないし。
数十分もすれば、迎えの父が来た。表情は固い。
紀伊先生と話をして、私はすぐに車に乗った。
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