それは素敵な、ド田舎で…

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 ミチコは、その局に電話して紹介してもらった。  そして上司に相談してみると―― 「いつも、よく頑張ってるから」  と、あっさりOKが出た。  ――で、今回の旅行が実現したのだった。  村人の、素朴で、くったくの無い笑顔と話し。  初日から、色々なところを見てまわり、森の中では迷子になりかけた時、奇妙な音を数回聞いた。 「あれ……? 何の音だろう……?」  そして山中家に戻ると、農業をやっているご夫婦と兄妹の笑顔があった。  長男は中学三年で、長女は中学一年だった。  そういった一家との夕食も格別だった。  ミチコが嬉しかったのは、ご飯や味噌汁の美味さだった。  やがて夕食が済むと、兄妹は二階の自室に向った。
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