Truth

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そしてー… 「で、デカい…」 12月。 なんとかウインターカップへ出場を果たした。 「雛ちゃんなに突っ立ってんの!行くよー!」 柴崎さんに名前を呼ばれて、みんなとはぐれていることに気づいて慌てて追いつく。 「なに、会場の大きさにひよった?」 「ひよっては…いや、そうなのかも」 ウインターカップは地上波でこそないものの、テレビ中継が入るくらい大きな大会だ。 柴崎さんたち3年生はこれでウインターカップ3年連続出場になる。 1年生の代では優勝を決めているものだから、うちは言わずもがなの注目校。 ウインターカップが決まってから雑誌の取材なんかも何個か受けた。 「まあまあ肩の力抜いて。俺らは2日目からだしね」 「そ、そうですよね…今日試合があるわけじゃないし…」
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