変化は突然にの唄

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「今は謁見できませんっ!!」 「知らん!邪魔だ!どいてろ!!」 殺気を振りまけば騎士達は膝をつきガタガタ震えていた 今は騎士達に構ってる暇はない。 俺は早足で歩いて謁見室へ着いた バンッ 「国王に話があるっ!」 「き、貴様!王の前で無礼な!!」 あ?誰だこいつ 国王「すまんが、宰相以外は退室してもらおう。」 宰相「会議の日程はまたこちらからお伝えします。」 ピーピー言う貴族を宰相は半ば無理矢理外に出して扉を閉めた 国王「どうしたのじゃ? 冷静なお主がそんなに荒れて」 「国王は、ミスラン国を知っているか!」 国王「確か最近勢力をあげてる国じゃ 確か同盟国の筈じゃが? のぅ?宰相」 宰相「はい、ですが同盟解消も近いと思います。 色々と黒い噂が飛び交っていますし 幾ら大きくなっても潰れるのも時間の問題でしょう。」 「今、俺はその国に店を出している 今日藍が連れ去られこの手紙を受け取り俺は王城へ向かった」 手紙を渡せば眉間にシワを寄せながら見る国王達 「どうやって藍を捕まえたのかまだわかってはいないが 藍には呪が何重にもかけられていた。 まだミスラン国で俺達は力を使ってないにも関わらず、だ 通常ならあれだけの呪をうければ死んでいた。」 此処が疑問だったんだ 殺してしまっては人質の意味がない。 なのに、藍には強力な呪が何重にもかけられていた。
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