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「置いて行っちゃうよぉ~・・・?」
耳元で囁く
・・・・・・・・・反応ナシ。
んー。
お母さんに相談でもするかと 携帯を持ってその場にしゃがみ込むと
「うわっ!!!!!」
急に英汰が私の腕を掴んだ
「行かないで・・・・・・。もう、離れちゃヤダ・・・・・・・」
・・・・・・・?
寝ぼけてるんか?
彼の手は私の腕を掴んでいるが
オデコは地面についたままだ
「ばーか。」
そう言って、英汰の手をそっと取り 母に電話をかける
『あら、じゃぁ そのままホテルでも行っちゃえばぁ?』
・・・・・・・二十歳の女子の母親が言うことか?!
「ばっかじゃないの?迎えに・・・・て、そうか・・・・お酒飲んじゃったのね・・・。」
頭を抱えていると 母が
『とりあえず、タクシーで英ちゃんの家まで送って行きなさい』
そう言いだした
・・・・・・横目で彼を見る
はぁ。
「わかった。」
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