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「何で・・・? いいじゃん・・・・・」
「いいも、何も・・・・って、え?ちょっと、どうしたの?」
気付いたら 彼は私の前で前のめりになって地面に伏せている
殴ったとき、当たりどころ悪かった??!
「ちょ、ちょっと?!どうした?!英汰?」
彼を揺すると
小さな聞えるかどうかの声で
「ごめん、少し寝かせて・・・・・・」
「え?!ちょっと!!バカ!!こんなとこで寝るな!!!!」
激しく罵倒する私の声は届く事なく 彼はそのまま眠ってしまった
・・・・・・・・・う、嘘でしょ?
公園の地面で正座して
そのままオデコを地面につけて寝るって・・・・・
「ありえないんですけどぉぉ?!」
どうしよう、このまま置いて帰ろうか。
いや、さすがにこのまま置いて帰って何かあったら 後味悪い。
とりあえず 彼の手から携帯を抜き取る
中身をチェックすると
「こいつ・・・・・・」
ちゃっかり、私の携帯に英汰の番号等がしっかり登録されていた
「おーい。英汰~。起きなさ~い。」
もう一度揺するけど、ぐっすり眠っているのかピクリとも動かない
「起きたらデートしてあげるよ~」
・・・・・・・・・。
「こんなんで、起きるわけないか・・・・」
「いぐぅっ!!!」
「げっ!!!!!」
起きてたのかよ・・・・・
って、また寝てるし・・・・・
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