餌付け

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_____ 「いってらっしゃいっ」 笑顔で見送るポチ・・・・・・・英汰を横目でみて 私は英汰の家を出た 考えてみれば、今は冬休み。 今日はバイト。 私はスーパーでレジ打ちのバイトをしている。 大きいスーパーではないせいか、余った弁当や 賞味期限が近いものをくれるのだ 最初は嬉しかったから、貰いまくっていたが  最近はそのせいで太るという事件が起こったため 控えていた 「はぁ。今日からたくさん貰うか・・・・・」 英汰の嬉しそうな顔を思い出して 吹き出す 本当に、ただの犬。 運良く、私のバイト先のスーパーは 今まで会う事が無かったのが不思議なくらい英汰の家に近かった 英汰は逆方面の大きいスーパーに行っていたらしい 「徒歩圏内って、どんだけ あいつ運いいんだよ。」 弁当を貰うために アパートをここに決めたんじゃないかというくらい 近い。 財布はバイト先にお母さんが持って来てくれることになっている 「人の家から直でバイトって、疲れるんだよなぁ・・・・・・。」 なんて、文句を言っている間にバイト先に着いた
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