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「俺は、何があってもこの手は離しません！
必ず、タケシと幸せになります！タケシが幸せだと思い続けられるくらい、愛し続けます！
タケシと、一緒に暮らさせて下さい！」
一気に叫び、頭を深く下げた。
こんな、部屋に入って行った途端に言うなんて思ってなかったから、一瞬呆気にとられて恵人を見て、慌てて俺も頭を下げた。
親父の隣でお茶を飲んでいた母さんが笑い出した。
「まずは座ったら？
お父さん、こう言ってますけど？」
新聞を畳んで顎で俺達に座るよう促すと、親父も座り直した。
「二人とも…大人だ。好きにしなさい。」
そう言って、立ち上がると「ちょっと…散歩に行かないか？」と俺達を誘った。
どこへ向かうかも知らされず、三人で歩き出した。
しばらくは誰も何も言わずに歩き続けた。
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