個別指導は大変だ その弐

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 全員がオレから眼をそらし、思いふけり始めた。食事を始めたがやけに静かだ。オレは特に何も感じないが、子供たちが怯えているように見えた。    友梨はいつも通りだ。悦子は珍しく行儀良く食事を摂っている。ニャデュラは居場所がないようにしてこっそりと食事を摂っている。居場所がないと感じるのなら食事をしなければいいのだが、ニャデュラはここでの食事が気に入ったようだ。カミラもサランも思い耽っているようだ。友梨の部屋に何人現れるのか、オレとしては楽しみだった。
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