シクシクとニヒニヒとオロオロとフムフム

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 シクシクは、しくしくとなみだをうかべたようなお面を、ニヒニヒは、ふてきなえみをうかべたようなひょうじょうのお面を、オロオロはこまった顔であわてふためいたようすをえがいたお面を、フムフムはしたり顔でうなずいているしぐさをうまくひょうげんしたお面をつけている、ニンゲンとはにてひなる生き物です。 からだはシクシクが青いろ、ニヒニヒが赤いろ、オロオロがみどりいろ、フムフムがむらさきいろの毛におおわれていて、そのどれもが基本二足歩行ですが、走るときには四足歩行になる生物です。 これらの生物の知能は高いらしく、シクシクはシクシクと、ニヒニヒはニヒニヒと、オロオロはオロオロと、フムフムはフムフムと、どくとくななき声によって会話をし、また少しくらいなら、ほかのしゅぞくやニンゲンにもボディランゲージで意思をつたえることができるとのちょうさ結果が出ていたのでした。
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