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「は、ああ……っ、んぁ、あっ、あ、ああ」  もう、イカせてほしい。  嬌声に望みを乗せると四つん這いにされた。尻を高く持ち上げられて、谷にオイルを垂らされる。オイルは上気した肌にあたためられて、花の香りをまき散らした。 「んぁ、あっ……ひ、ぁう、うんっ、う」  繊細な指が美月の奥に押し込まれる。たのしげな笑いと共に内壁が愛撫され、欲が高められる。限界が近い美月の肉欲から、淫らな液がしたたり落ちた。 「はっ、ぁ、ああ……んぅうっ、あっ、ああっ!」  グッと内壁を強く刺激され、美月は遠吠えをする犬のポーズで精を放った。震える陰茎に手が伸びて、扱かれる。内壁を探る指はゆるむことなく、きつくすぼまったそこを押し広げた。  頭の中が真っ白になる。  淫蕩の渦に呑まれた美月の前に、そそりたつ陰茎が差し出された。見上げると、栗色の髪のオメガがうっとりとほほえんでいる。美月も笑みを浮かべて舌を伸ばし、それを口内に引き入れた。 「ふっ、ん……んうっ、む……ふ、ぅ」  美月にしゃぶられるオメガの恍惚が、美月の心を熱くする。じゃれついてたわむれる、これがオメガの遊びであり深い交流のしかただった。     
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