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戦慄のスマートフォンを手渡されただ震える私に 父は優しく落ち着いた口調で言った。 「畏れる事はない。 我々が管理しなければ、この世の魂は日々一定数失われる。 それを我々がSNSで救済しているのだ。 胸を張りなさい。」 その父の言葉に、私は自分の運命を受け入れた。 これは、救済なのだと。 ……それでも、淳太だけはSNSのサイクルには入れたくなかった。 * * *
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