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すると…
またすぐに返事が来た。
【綾香】
『わぁ!ありがとう!どうぞよろしくね!
ところで、ドラゴンさん(俺の名前)って北海道にお住いよね?今、凄い大雪みたいだけど、大丈夫?』
そう…。
俺(ドラゴン)は、北海道のある地方に住んでいる。
しかも、俺が今いる家が建っている地域は相当な山奥で、雪深い事でも有名。
そして今は、冬の十二月中旬である。
綾香の書き込みの通り、
ここ数日、家の周りは例年以上の猛吹雪、大豪雪に見舞われていた。
今も、窓の外は、
雪が物凄い勢いで降り続き、『ゴーゴー』という風の音も聞こえてくる。
俺は、綾香に返事をした。
『うん。そうなんだよね。
いやぁ物凄い大雪だよ!
この調子じゃ、しばらくの間、外出は無理だろうなぁ』
【綾香】
『やっぱり、そうなんだ。大変ねぇ。雪中お見舞い申し上げます』
『わ!気遣ってくれてありがとう!』
それから…
俺は、綾香とのやり取りを楽しんだ。
彼女(?)との会話は結構楽しくて、俺はすっかり綾香と仲良くなった。
実は…
先日、ちょっと大きな仕事を終えたばかりの俺は、しばらくの間、休暇を取っていた。
この大雪が止むまでの間は、
部屋で書き込みを楽しみながらのんびりと休日を過ごす事としようじゃないか。
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