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彼女の両手が伸びてきて、多加木の顔をはさんだ。
「食べちゃうからっ!」
濃厚なキスがきた。
「はむっ……ちゅぷ……んむ……ん……」
彼女の舌が、多加木の唇をまさぐりのけ、内部へ侵略してくる。
多加木の舌を見つけると、彼女は自身の口内へとたぐりよせ、はげしく吸ってきた。
多加木はたまらず、上体を起こし、あぐらをかいた。
彼女のカラダもついてくる。
その尻をつかみ、座位で強く突き上げる。
「ぷはっ……ふっ……くひぁ……っ」
キスから離れた彼女は、口を開いたまま、多加木の肩に手を置き、嬌声をあげた。
多加木の上で、ぐねぐねと腰を振る。
あとからあとから、蜜があふれてくる。
潤沢な内部で、多加木のものは、おぼれそうになっている。
ふたりともが獣に──というより、ふたりでひとつの獣になってしまったようだった。
「佐原っ、そろそろ……っ」
突きながら、彼女の尻を両手でこねまわし、耐える。
が、限界は目の前まで迫っていた。
「……っうんっ、わかる、よっ、また、太くなって……るっ」
佐原は天井を仰ぎ、その胸を多加木に押しつけてくる。
汗と、女性の、甘い香りが部屋に充満している。
「あたしもっ、もう……っすぐ、だからっ」
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