ふたりセリフ(あるいは、18禁への果敢なる挑戦)

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「じゅるっ……あむっ、れろ……んむっ」  そして再度、引き潮の快楽が襲ってくる。  今度は、先端まで引いた状態でストップしたまま、口のなかで舌をめぐらし、穴の部分をつついてきた。 「それ……」  懇願するような響きになってしまった。 「ぷはっ」  佐原が口を離した。  破裂しそうなほど硬くなったものが、勢いよく倒れこむ。  粘液が周囲に飛び散った。 「ん? それ?」  とぼけた顔をして、多加木の懇願のつづきを待つ。 「それ……ヤバいって」 「ふっふっふ。ふー、ふー」  息を吹きかけてくる。  吐き出されて外気に触れ、わずかに冷えたところに、その熱気。 「あ、ビクビクしだした」 「くっ──」 「なんか出てきてる。おつゆみたいなの」  彼女は両手で多加木のものを包み、こすりながら立たせた。 「あれだ。先走りってヤツでしょ」 「そうだけど……うっ」 「こうしたら、出てくるかな」  根元をギュッと握られた。先走りが、穴の上で丸くふくらむ。 「おおー、表面張力だ」 「理科の授業やめろ」 「ちがうよー、保健体育だよ」 「さっきまでお前、ムードがどうとか言ってなかったか?」 「はて、なんのことやら。ぺろっ」  溜まった先走りを、舌ですくいとられた。  そのままペロリと呑みこむ彼女。     
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