ふたりセリフ(あるいは、18禁への果敢なる挑戦)

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「んー。意外と味しない」 「そ、そうなの……?」 「あ!」 「わ、なに」 「質問に答えてもらうの忘れてた!」 「質問?」 「わたしの処女! 奪ったからには感想を述べる義務がある!」 「俺の知ってる処女と違う……」 「いいから、答えなさい。言えってば!」  肩や胸倉ではなく、股間をつかんで揺さぶる佐原。 「答えないヤツは、こう! ぱくっ!」  またしても、熱と肉につつまれた。  しかも今度は、手を動かしつづけながらだった。 「んっ、んむ……っ。んっ、んっ」  ゆるゆると口のなかでねぶられながら、手ではげしくこきあげられる。 「ちょっ、ちょっ、タンマ、タンマ! 佐原、ホントに!」  切羽詰まって声を上げた。  さすがにおどろいて、彼女が口を離し、顔を上げる。 「なに、どしたの?」 「いや、その、あぶなかった」 「あぶないとは?」 「とは? って……つまり、その、イキそうだったんだよ」 「イク? 出しちゃう?」 「待った、待って、手、動かすなって。ほんとにヤバい、出る」 「おおう、それはあぶないあぶない」 「だろ?」 「なーんて」 「へ?」  ──じゅるっ!  彼女の口と舌が、これまでにない貪欲さをもって、多加木をくわえこんだ。     
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