苦悩は通る道

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「……」 彼女は答えない 「未智さん、かえんな。そんな顔で酒飲んでもまずいだけだ。だが、数日後に来な……」 「?」 「はは、今日は俺のおごりにしとくよ。だから、言うことを聞きなって」 訝しみながらも、彼女はわずかに頷いた こんなおっさんに祝われるよりか、仲間達に囲まれて、仲間の中心であったかくしていくのがあんたらしい だから、あのちっこい大家が言うように、みんなで祝われるあんたを見てみたい 誕生日おめでとう、未智さん
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