二次元世界の悪魔

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 守が、こわごわ少しドアを開けてみると、向こうは真っ暗のようだった。  そして掃除機のように、彼は吸い込まれた。  やがて守が目を開け、起き上がると、どこかの山脈が見えた。 「あれ? これって……僕が作ったゲーム……って言うか……いま僕がいるのは……?」  周りを見てみて――「ワーオ!」  その光景が見える山の頂上にいたのだった。  彼は、呆然と立ち上がり、フラフラと歩きまわっているうちに、足をすべらせて急速に下りていってしまった。
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